酒の国

韓国伝統酒の醸造所で働く父を持つジュン（キム・ジェウォン）とソニ（キム・ミンジョン）は、兄妹のように育ってきた。ソニは幼い頃から祖父を手伝い酒作りをしていたが、ジュンは、醸造所の古いやり方に嫌気がさし、家を飛び出し都会のクラブでウェイターとして働き始める。そんなジュンを連れ戻しにきたソニだったが、運悪くセワン酒造の御曹司のドイル（イ・ドンウク）とトラブルを起こしてしまう。しかし、ジュンはこのことをきっかけに、心を入れ替え酒作りを手伝い始める。そんな時、ある酒造メーカーが伝統酒に力を入れようと、ソニたちの醸造所との協力を申し入れる。ソニやジュンの父はこれをチャンスと思い、快く受け入れるが、その酒造メーカーとは、ジュンがケンカをしたドイルの父が経営するセワン酒造だった。ジュンはセワン酒造に立ち向かうため、日本に留学し、醸造の技術を学ぶことを決意する。時を同じくして、ジュンの父は、今までソニの父が研究してきた企業秘密の醸造の記録をセワン酒造に売り渡そうとしていた……。